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成田〜セブ間の航空会社の選び方・比較【2017年度版】

投稿日:2017年4月14日 更新日:

2017年4月現在、成田からセブへの直行便は3つの航空会社が飛んでいます。

  • フィリピン航空(全日空とコードシェア。以下フィリピン航空で統一します)
  • セブパシフィック
  • バニラエア

の3社。当たり前だけどいずれもちゃん飛びます(笑

フィリピン航空以外はLCC、つまり格安航空会社なので何かしらの質は落ちますがおおよそ4時30分ほどで現地に到着します。

自分はセブと日本とを最低でも20回は往復し、それぞれの航空会社を試してきました。

妻と1歳の子供を連れて、どの航空会社が快適か、毎回調査しては価格と睨めっこしながら研究、実際に搭乗し、体験してきました。

ここではその経験を親子留学、ママ留学の視点から考えて行きたい思います。飛行機会社の選び方の参考になさってください。

<目次>
⁻渡航費用の違い・比較
⁻機内エンターテイメントの違い・比較
⁻座席の違い・比較
⁻フライト時間の違い・比較
⁻搭乗手続き・荷物制限の違い・比較
⁻キャビンアテンダントの違い・比較
⁻マイルの違い・比較
⁻まとめ

渡航費用の違い・比較

いきなり価格の違いから比較してみます。最も重要だと思いますので(^▽^)/

価格は当然時期や購入するタイミングによっても違っています。

が、結論から言うとフィリピン航空がもっとも高く、LCCであるセブパシフィックやバニラが安め。金額で言うと、おおよそ往復で2万円程度安いことが多いです。

フィリピン航空が65,000円なら、LCCの2社は大体1人40,000円~45,000円程度。

ただし、LCCは結構プロモーションをやるんです。時期を自由に選べるのであれば、往復2万円を切るチケットも夢ではないのでこれが最も安く渡航する手段となります。

が、もちろんタイミングを見計らって飛ぶというのはかなり難しいし、繁忙期となるとほぼ対象期間外なので使えません(´・ω・`)

また、フィリピン航空はお金で買うと他の2社よりは高いのですが、嬉しいのはANAのマイルを使えること。エコノミーなら往復で2万マイルで往復できます。これはマイラーには嬉しいですね。

ちなみに!2歳以上は座席の購入が必要となりますが、2歳以下の子供は3社とも座席を購入する必要はありません。

つまりもしお腹に抱えて飛ぶのであればチケット代は無料もしくは乳児料金です。会社によっては税金だけ、乳児料金も1万円はしなかっと思います。

機内エンターテイメント違い・比較

LCCはほぼないと言っていいでしょう。

写真を見て頂ければ分かるように、良く見かける座席モニターはありません。
注文して欲しい食事の広告が載っていますw

じゃあ、フィリピン航空はついているのか?というと、
同じく映画が見れるような画面は座席にはついていません。

が、My PALといって独自のアプリをあらかじめスマホやアイパッドなどにインストールしておくと映画が見れたり音楽が聞けたりはします。

ただ、予めダウンロードしておかないといけないのですが、それをチケットカウンターで案内してくれるわけでもなく、はじめて乗る人はどうやってこれを知るのか疑問です。

また、映画のことだけ言うと、ほとんど英語の映画で邦画があって1-2本。なので、あまり期待しない方がいいですよ。まあ4時間半ぐらいですからね、ここは我慢しましょう(笑

座席の違い・比較

フィリピン航空の座席は若干LCCの2社と比較すると座席が縦に広い。わずかだが、それはありがたいですね。

個人的な意見で言えば、子連れの場合どの会社を使おうとも、座席指定は必須だと思います。

基本的にセブ路線は料金を足してアップグレードする人がかなり少ないので、座席を指定すると横に人がいない席を取れる可能性が断然上がります。

特にセブパシとフィリピン航空は前方の方にプレミアムエコノミー的なシートがあり、ここがかなりお勧めです。

料金もそんなに高くなく、指定をする場所にもよりますが700円~3000円程度。この金額で子供と移動し、2席、3席を使える。空の上の旅がかなり楽になります。

隣の3席まで使えて楽チン!

ただ、注意してもらいたいのが、座席指定するときは足元の広いバルクヘッド(前に座席のないシート)はあまりお勧めできません。

理由は全部の機体ではないですが、ほとんどのバルクヘッド席はセキュリティーの関係上か、ひじ掛け上に上げられません。つまり、たとえ座席が3席使えても寝転がったり、体を寄せ合ったりが出来ないのです。大人だけなら良いのですが、赤ちゃんも一緒だと結構なデメリット。

なので、僕個人としては足を伸ばすことを重視するよりも、横に人がいないことを意識しています。

フライト時間の違い・比較

フライトの時間も重要な要素だと思います。

2017年3月現在、 フィリピン航空は毎日運航し、1日2便。セブパシが週4日で1日1便で、バニラも毎日1便飛んでいます。

成田→セブ国際空港

  • バニラ・エア 601便:13:20 → 17:20(火・水・木・金・日)
  • バニラ・エア 601便:12:40 → 16:40(月・土)
  • フィリピン航空 435便:9:35 → 13:35(毎日)
  • フィリピン航空 433便:14:40 → 18:40(毎日)
  • セブパシフィック航空 5063便:12:05 → 16:20(火・木・土・日)

※2017年4月8日時点

成田からセブまで出発する時間は、嬉しいことに悪くないんです。早すぎず、遅すぎず。

セブ→成田空港

  • セブパシフィック航空 5062便:5:50 → 11:20
  • フィリピン航空 434便:8:00 → 13:40
  • バニラ・エア 602便:9:30 → 15:10
  • フィリピン航空 436便:14:45 → 20:30

※2017年4月8日時点

帰りはいずれの航空会社も早めの便が多い。セブパシにいたっては朝の5時55分発。つまり空港に3時すぎには到着することを考えると、結構つらいかも。

その日の午後から働けるのでビジネスマンには良いのですが、子供にはちょっときついかもしれませんね。

でも価格が安いんですよね…

食事の違い・比較

3社の中で無料で食事がついてくるのはフィリピン航空のみ。

LCCは食事はおろかドリンクまで有料となります。もちろん価格が安い分そこに不満はありませんが…


料金はバニラが200円から。
 

セブパシふぃっくが50ペソなので、120円ぐらいからです。

ではフィリピン航空で提供される食事はどうかと言うと、個人的な意見で言えばまあわざわざ、お金を出して買いたいとは思わないレベルですかね。

まあ僕はお腹すいてたら頂きます!

しかし、ドリンクも無料で飲め、お酒も飲めるのは嬉しいですね(^▽^)/

バニラの食事はこんな感じです。コンビニで買うようなイメージですかね、なんか食べてみたくなります。

価格は750円程度。一応オーダーしましたが味もぼちぼちです。

バニラはANA系列。日本の会社なので、さすがに日本人が好きそうなものを提供していますよね。

セブパシの食事は残念だが食べたことがありません…。というか食べる気にならない。一応写真だけ載せておきます。

いずれにせよ飛行時間がそれほど長くないので、LCCの場合は早めに到着して空港で食べるパターンがお勧めです。

搭乗手続きの違い・荷物の制限の違い・比較

まず、成田空港にあるカウンターの場所で言えば、フィリピン航空かセブパシがいいです。両社ともターミナル2にあり、特に不便は感じません。

赤ちゃんが同行していたらお願いすれば並ばずにすみますが、並ぶ時間を短くしたければWEBチェックインしておくことをお勧めします。

バニラのカウンターはターミナル3。ターミナル2から500メートル離れたところにあり、急いでいる時などはちょっと焦ります。

搭乗手続きはフィリピン空港がもっともスムーズ。成田から出る便には10回は乗っていますが、行列だったことはないかも。

また、フィリピンエアーも子供と一緒だとビジネスクラスやWEBチェックインのレーンを利用させてもらえるので、利用させてもらうと良いと思います。

帰りのマクタン空港でのチェックインは3社とも変わりません。

小さな空港なので、場所もほぼ一緒。フィリピン空港の方が気持ちカウンターの数は多いのかもしれませんが、まあそんなに気になるレベルではないです。

荷物制限はフィリピン航空のみ費用に含まれており、LCCの2社は有料です。

キャビンアテンダントさんの違い・比較

正直、これは甲乙つけ難い!

LCCだからとか航空会社によって、と言うより日本人対フィリピン人の比較という感じです。

セブパシとフィリピン航空のCAさんはフィリピン人が多く、バニラは日本人が多い。

基本、どこのエアラインも日本人のサービスには勝てない!と言いたいところ。バニラの日本人CAさんもサービスの丁寧さ、気の使い方などは世界でもトップレベルだと思います。

写真は子供向けの本を貸してくれた。こういう痒い所に手が届くのもさすが!

しかし!!子供を乗せてのフライト、という限定されたシチュエーションで言えば、実はフィリピン系のキャビンアテンダントさんもある意味、最高とも言える気がします。

と言うのもフィリピン人は子供をあやすのがとても上手いんです。また仕事中にお客さんに触れたり、話しかけたり、するのはこの国では良い接客になります。飛行機内では子供が泣こうがわめこうが嫌な顔ひとつしないし、それどころか一緒に子供をあやしてくれる。

肩身の狭い思いをしなくても良く、これは子供を持つ親にとっては嬉しいことだと思います。相手を心地よくさせる、というホスピタリティー精神で言えばフィリピン航空、セブパシも満足レベルと言っていいと思います。

マイルについての違い・比較

何度も行き来する人とってマイルを貯める、マイルを使えるというのを気にされる方も多いのではないでしょうか?無論、自分もその一人です。

まず、マイルを貯めるという視点でいくと…

バニラは溜まらない、セブパシはGomileというセブパシ用のマイルが貯まる。フィリピン航空はフィリピン航空のマブハイマイルで貯めるか、ANAでも貯めれる。

マイルを使ってチケットを購入するという視点でいくとANA(スターアライアンス)のマイルを使って成田-セブ間を購入すると2万マイルでいける。バニラエアでも使えるがやはり2万マイルかかる。

同じ2万マイルなので、マイルでチケットを購入するならばフィリピン航空を選択することが多いです。

まとめ

お金を気にしないならやはりフィリピン航空が総合力で勝る気がします。しかし値段も含めて考えるといずれの航空会社も一長一短あって、どこが良いとうのは難しい。

敢えて嫌なことを言うとすると、

  • バニラエアの成田第3ターミナルの乗り込みは不便(帰国時、マクタン空港は変わらない)
  • フィリピン航空の座席指定代が少し高い3,000円
  • LCCは荷物の重さ制限が厳しい
  • セブパシの朝5時出発はちょいきつい

なぜか(アメリカ系と違って)3社とも片道でチケットを買っても料金がそれほど変わらないので、自分は料金を見ながら臨機応変に毎回利用する会社を変えています。

行きはセブパシで、帰りはバニラなんて使い方をする時も結構あります。皆さんもいろいろ乗って試してみてください(^▽^)/

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大塚 庸平

自分が英語に苦労した分、子供にはさせたくない。世界を見ずに、視野狭い人間にはなってもらいたくない。そう思い子供と一緒に教育移住、自分は日本と言ったり来たりしています。自分や家族の経験が皆様のためになればと思いキッズ留学を立ち上げました。>>Twitter(X)はこちら

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