セブにはたくさんのモンテッソーリスクールがあります。
今回はその中でも日本人に人気のThe Abba's Orchard Schoolの3day trialに参加してきたのでレポートします。
- モンテッソーリー教育とは?
- The Abba's Orchard Schoolの紹介
- トライアルってなにするの?
- 日本からも申し込める!申し込み方法をご紹介

全60P!セブへの親子留学・教育移住情報を詰めたガイドブックです
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藤井聡太棋士も受けていた!モンテッソーリ教育とは?
「モンテッソーリ」とは、イタリア出身の医師マリア・モンテッソーリ(1870~1952)によって生み出された教育法です。
世界的に有名な教育法の1つで、オバマ元大統領や米マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ、アマゾンの創設者であるジェフ・ベゾス氏もモンテッソーリ教育を受けていたことは日本でも有名ですよね。
最近では中学生でプロデビューした高校生棋士・藤井聡太氏の通っていた幼稚園がモンテッソーリ教育を導入していたということで、モンテッソーリ熱が再度高まっているようです。
モンテッソーリにおいては「自主性(independence)」が非常に重視されています。
とはいえ、「勉強しろと言わなくてもすすんで勉強できる子どもに育てる」といった程度ではなく、子どもが身の回りのことを自分でできるようにさせるのが大事とされています。
モンテッソーリといえば教具を思い浮かべる方も多いのでは?
教具(material)とは、モンテッソーリ教育において使われる、何度も使うことによって子どもの感性の発達を目指す専用の道具。
多くは木製で、一見おもちゃのように見えます。
ひとつひとつの教具には目的が設定されていて
「日常生活の練習」「感覚教育」「言語教育」「算数教育」「文化教育」の5種類あり、The Abba's Orchard Schoolにもこの教具が揃えられていました。
セブで唯一の純モンテッソーリスクール
セブには日本に比べて多くのモンテッソーリスクールがあります。
どこも幼稚園〜高校まであるのですが、その中でも幼稚園〜高校まで純モンテッソーリの教育をしているのはThe Abba's Orchard Schoolだけかもしれません。
特色としては…
制服がない
セブでは幼稚園から、学校指定の制服がある学校が多いです。
しかしThe Abba's Orchard Schoolは制服なし。
自主性を重んじる準モンテッソーリスクールらしいですね。
異年齢クラス
日本でもモンテッソーリの保育園や幼稚園は異年齢クラスです。
しかし驚くのは、小学校以上も異年齢クラスということ。
G1〜G3のクラスが2クラス(小学1年生〜3年生)。
G4〜G6(小学4年生〜6年生)のクラスが2クラスとなっています。
セブのほかのモンテッソーリスクールでは、小学校以降は異年齢ではなくなることがほとんどなので、こちらの学校が純モンテッソーリと言わるのは小学校以降のモンテッソーリの要素をきちんと反映している点だと思います。
各クラス外国人は2人〜3人となっています。
教科書、試験がない
The Abba's Orchard Schoolには教科書がありません。
日本の学校教育を基準とすると驚きですね!
しかし生徒たちは自主性をもって学習に取り組むため、教科書は必要ないのです。
だからといって勉強を怠けるわけではありません。
むしろアカデミックな教科がなくても、探究心や好奇心が養われ、結果として高度な学力や思考力が身につくことができるカリキュラムとなっています。
いかがでしょうか?!
日本では考えられないような要素がたっぷり詰まった学校教育に興味がわきませんか?
そんなThe Abba's Orchard Schoolの3day trialを早速覗いてみましょう!
3Day Trialを覗いてみよう!
1日目
The Abba's Orchard Schoolにはいくつかキャンパスがありますが、今回ご紹介するのはAyalaエリアからタクシーで100ペソほどの場所にあるMagsaysay Roadキャンパスです。
大通りの裏道で分かりにくいのですが、サロッサホテルの裏なのでサロッサホテルを目指して行くとスムーズです。
私はタクシーで登校。朝はそこまで渋滞はなかったです。
警備員さんが「Good Morning!」と毎朝ゲートにいるので安心ですね。
まずは事務所でトライアルの簡単な説明を受けました。
先生に付き添われて、それぞれの教室へ行きます。
長女はLV1(Grade1-3:小学校1-3年)クラスへ。
次女はCasa(Kinder、幼稚園)クラスへ。
トライアルはCasaは8:00~11:00
LV1以降はお弁当持参で午後3:00まであります。
保護者はここで待ちます。
朝は日本の学校のように8時から一斉に授業がスタートするのではなく、8:00~9:00の間に登園登校する感じのゆるいスタイル。
お迎えまでに来ればいいので私は近くのカフェでブランチをしたり
徒歩で行ける24時間のスパでマッサージをしてお迎えまでの時間を過ごしました。
幼稚園クラスでは、集団で行うのは読み聞かせとお歌で、他は「お仕事」というモンテソーリの教具を使って自由に過ごしていたようです。
11:00
あっという間に次女のお迎え時間。
どうやら11:00からランチタイムのようで、生徒たちが一斉に出てきました。
長女がお弁当を食べるのを見守ります。
給食を食べている子もいました。
本来ならここで長女は教室にもどり、次女と私がいったん帰宅でしたが「1人で残るの嫌だ~」と。そうですよね。
先生に相談して、今日は長女も午前授業にしてもらいました。
この辺りは融通が利きます。
2日目
今日も元気に登園登校!
の予定でしたが、慣れない学校にすでにテンションの低い2人…(^^;
長女はLV1(Grade1-3:小学校1-3年)よりCasa(Kinder、幼稚園)に入りたいとのことだったので、また先生にお願いして初めの1時間をCasaで過ごさせてもらうことに。
CasaはLV1よりもモンテソーリの教具が充実しています。
5種類の教具がバランスよく室内に配置されています。
日常生活の練習
感覚教育
言語教育
算数教育
文化教育
「日常生活の練習」「感覚教育」「言語教育」「算数教育」「文化教育」の5種類にコーナー分けされており、うちの子は特に「算数教育」のエリアが好きでそこで「お仕事」することが多かったようです。
3日目
やはり長女はLV1を拒否したのでこの日もCasaスタート!
本来セブでは来年度からLV1で、まだCasa年長の歳なのでいいかなと。
Casaではお友達と遊んだり、
この日は母の日が近かったので、母の日のクラフトをしたそうです。
3日目にしてようやく慣れてきて、「楽しかった!先生と一緒にクラフトしたよ」と英語のメッセージつきの母の日クラフトをくれました。
1日目、2日目は心配でしたが、3日目にして笑顔が見られてよかったです♪
来年度の定員について
念のため来年度(2019年8月~)の定員について伺いましたが、現在は外国人枠は埋まっているとのことでした。
Casaには日本人の子が4~5名おり、小学校低学年は日本人は2名ですが、どちらも現在満員とのことでした。
サマースクールや3日間のトライアルは参加可能なので、ご興味あればそちらがお勧めです。
トライアルの感想と申し込み方法
3日間登校し、3日間では慣れるまでにも至らず、少し不完全燃焼な部分はあったものの、モンテッソーリの教具に英語で触れられたのはとてもよい経験となりました。
またこのトライアルは無料なので、親子留学中の日程に余裕があるかたはくみこんでみるのもありだと思います!
申込み方法
3Day TrialはThe Abba's Orchard Schoolのホームページから申し込みができます。
2019年6月現在の直近のトライアル可能日程は2019年8月28日〜30日の3日間となっています。
ただし、こちらのトライアルのみを目的にセブへ行くのはおすすめしません(>_<)
なぜなら急な予定変更の可能性があるからです。
実は私もトライアルの申込みを日本からしていましたが、セブ着後念のため学校へ電話をしたところ(メールは全く返信なし...)
「その日程で予約入っているけど、夏休みになってしまうから1週間早くに変更で」
と。今回長期の滞在だったから良かったものの、これだけを目当てにくると結局日程変更で通えない…というリスクがあります。
実は以前学校見学も直前で日程変更と言われたことがあり、フィリピンではあるあるな話なのですが、日本人としては「あり得ない!」となるので、注意が必要です。
現地にスタッフがいるエージェントを通して、変更にも融通がきく日程に組み込むことを強くお勧めします。
Ayalaエリアから通いやすい場所にある学校ですので、モンテッソーリにご興味あるかたは、トライアルだけではなく学校見学も随時可能となっております。
セブで唯一の純モンテッソーリスクールにご興味あるかたは、ぜひ当社スタッフへ一度お問い合わせください。