シンガポールスクール

セブ マレーシア

海外教育移住、始めるなら小学生がベスト?

投稿日:2025年2月4日 更新日:

子どもをグローバル人材に育てたい。そんな願いを持つ親が増えています。セブに1年間、そして今はマレーシアに教育移住をした私もそのひとりです。

そんな、最近ブームになりつつある教育移住ですが、いつ頃の時期に移住するのばベストなのか?
移住をサポートさせて頂いている中で、最も多いのが3-4歳頃、または小学校3年からスタートするお客様が多いように思います。また、自分もこの時期が良いと思っている親のひとりです。

一方で、中学生になってから渡航するご家庭がいないわけではありません。また、それがタイミングとしては適切ではないのか?と言うとそれはご家庭の考え方にもよります。が、その場合には知っておいて欲しいリスクもあります。

という訳で、このページでは、タイミング別に、教育移住についてのメリットや、リスクについて、言語学の研究と実体験をもとに解説していければと思います。

子供の年齢が若い時期に移住するメリット

4歳からの移住

キッズ留学で教育移住をするお客様で最も多いのは未就学児。年齢で言うと4歳前後です。言語習得において非常に柔軟な時期とも言えることでしょう。

新しい言語を素直に吸収する能力が高く、日常的に英語やマレー語や中国語などの言語に触れることで、言語の壁を感じにくくなります。

ちなに、言語学習のことだけで言うと、早ければ早いほど良いと言う研究もあります。それは「音」、もっと言うと言語のもつ周波数に関係しているから言う研究があります。

若い時の方が、周波数をつかむ能力を身につけやすく、、結果として発音良く、リスニングが強い子になることでしょう。

また、この年齢のお子様は、現地の子供たちにとけ込めるか?という視点においても、まだ国や民族という概念もなく、自分の違う肌の人をひとりの人間として素直に入って行けるのも嬉しいですね。

さらに。この時期はまだ未就学なので、学業をを意識しないでも良い時期。様々なチャレンジが可能ですよね。

アート、音楽、スポーツなどマレーシアには幼児教育のシステムも充実しています。言語の面だけでなく、様々な選択肢を試し、才能を見つけて上げたいですね。

スタッフ:YOHEIの一言

例えば、我が家では中国語も習えるスクールに入れています。とにかく発音がきれいです

3~4歳から移住する際のリスク

セブの公文
一方で、4歳で移住する場合、母国語である日本語の発達という面で遅れをとる可能性がある事が不安という方もいます。

確かに言語の習得大事なのは日本語も同じ。特に日本の小学校に戻った場合、言語や文化の違いに戸惑うことがあるかもしれません。そのため、家庭でのサポートや、日本語力を維持するための努力が必要になります。

また、忘れるのも早いのがこの時期です。体験的に学んだ言語は、理論的に学んだ場合と比較して忘れるのもあっと言う間です。英語環境から日本語環境に戻った週間に全部忘れてしまう、と言った話しは良く聞く話しですね。

スタッフ:YOHEIの一言

うちの長男はインターナショナルスクール歴が長いので、日本語の接続詞がうまく使えなかったりします。会話をする上では問題はないですが、エッセイなどを書く上ではハンデになりそうです(焦)

小学生から移住するメリット

小学生から移住するメリット

小学生からの移住も多く、特に3年生ぐらいから子供は理論的な学習能力がみについてきます。

この時期に学んだことは記憶にも定着しやすく、英語力を総合的につけるという意味で最も成果を出しやすい時期だと言えると思います。特に子供は8歳頃から理論的に学べる能力が身に付き始めます。理論的に学んだ言語は脳の定着し、忘れにくくなるのです。

結果として高校、大学時も英語力を武器に学業に従事すること、間違いなしです。昨今では英語だけで合格をくれたり、IELTSやTOEFL、英検などのスコアで点数に下駄を履かせて学校も多く存在します。

また、インターナショナルスクールは他民族で構成されている事が多く、英語力の向上だけでなく、国際的な視野を持つ友達と共に成長できる点も魅力です。(まだ)この頃は性格や文化の適応もしやすく、スーッと学校生活に溶け込んでいる人が多いように思います。

小学生から移住するリスク

セブの補習校

一方、日本に戻ることを考えた場合、移住をして他の事を学ぶ訳です。結果、日本の学力カリキュラムに合わせた教育に少し遅れる場合があります。

海外に出てみると分かるのは「日本の教育の質の高さ」に驚きます。
OECDが実施する国際的な学習到達度調査PISAで日本は常に世界のトップ3に入ります。

無論、これはあくまでもアカデミックという面においてでは有り、それよりも「非認知の能力」の養成を目指す国や、いわゆる「人間力」や「幸せに対する価値観」など、教育には様々な要素があります。よって一概に学力の高さ=良い教育ではないかもしれません。が、海外にいると日本の教育についていくためのサポートが必要になるとうい事だけは知っておきましょう。

特に、算数や国語など、国内の教育と海外の教育の内容や進度に差が出ることがあります。そのため、帰国後に日本の学校でスムーズに適応するためには、帰国後の学習サポートや補習が必須です。

スタッフ:YOHEIの一言

特に漢字の学習は家でフォローアップしないと、のちのち日本の教育に戻るのが難しくなると思います。日本の小学校では毎日、漢字を使いますからね。それで子供たちは定着していくんだなぁと実感します

中学生以上になってから移住するメリット

中学生以上のリスク

中学生以上になってから移住を考える場合、すでにある程度の学力が身についているため、現地では学習面での遅れを感じることは少ないかもしれません。むしろ日本人は、クラスでは相当優秀な子になれることでしょう。成績が優秀であると子供は自尊心も芽生えますし、学校が楽しくなるかもしれませんね。

また、インターナショナルスクールは、海外の進学先を視野に入れた教育が行われており、将来的に海外の大学などに進学したいと考えている方には有利に働くことが多いでしょう。

取り分けマレーシアはイギリスの属領であった時代がある事もあってか教育制度が、イギリスはもちろん、同じくイギリスの植民地になった事のあるニュージーランドやオーストラリアとも似ています。よってこれらの国への進学に強い学校は多く存在します。

スタッフ:Sayaの一言

学校選びをする際には、大学やその先まで見据えて検討するのがお勧めです

中学生以上になってから移住するリスク

中学生以上での移住の場合、日本の中学校の学習内容についていけるかという点がかなりに懸念材料となります。

繰り返しますが、日本の教育の質は高いです。普通に現地の学校の中で学ぶことだけでは「確実に遅れます」 故に、帰国後に日本の中学校や高校に戻る事を考える場合、学力面でのギャップを埋めるための支援が重要です。

無論、帰国してから、英語という科目においては強くなるかと思いますが、何かを取れば何かを犠牲にするという意識が必要です。日本の進学制度や受験システムに対応するための準備が別途必要になることを覚悟しましょう。

スタッフ:YOHEIの一言

とは言え、我が家は、英語力は確実に武器に出来ます。全てが出来る子を目指すのではなく「英語」「数学」だけは誰にも負けない子どもとして育てる!と言った割り切っています。

また、思春期に差し掛かる年齢では、現地の友達との文化的な違いや、言語面での障壁が大きく感じられることもあります。心理的な適応力が求められるため、学校が合わない。つまらないと言う子どもが割合として増えてきます。自身がどれだけ柔軟に新しい環境に適応できるかがポイントになりそうです。

結論として、中学生以上になってからの移住をする場合、長い期間しない。もしくは海外の大学に進学することを前提として、計画することが必要です。

まとめ

いつから教育移住?width=

アカデミックな面を考えた時、年齢が上がれば上がるほどA-LevelやIGCSEといった資格にどれだけついていけるか、それ相応の英語力と学力が必要になります。

一番良くないのは、中途半端です。 

・英語力を身につけるというだけで日本の教育に戻る予定なのか?
・海外の大学に進学することを前提とするのか?

親がどちらの方向で行くかを覚悟をもって決める必要があることを実感する今日この頃です。

スタッフ:YOHEIの一言

ちなみに英語を話せる子にしたいだけならば、それも臨界期と言われる時期。体験的学習能力と理論的な学習能力のある時期に1-2年間移住するのが個人的なお勧めです。

お問い合わせはこちら

大塚 庸平

自分が英語に苦労した分、子供にはさせたくない。世界を見ずに、視野狭い人間にはなってもらいたくない。そう思い子供と一緒に教育移住、自分は日本と言ったり来たりしています。自分や家族の経験が皆様のためになればと思いキッズ留学を立ち上げました。>>Twitter(X)はこちら

-セブ, マレーシア

Copyright© 親子・単身留学、教育移住ならキッズ留学 , 2025 AllRights Reserved.