創業者の想い

キッズ留学を運営する留学情報館の大塚です。

私たち家族はコロナ前からセブに教育移住をし、またマレーシアやロサンゼルスのサマープログラムなどに参加しながら、子どものグローバル教育について考えてきました。

日本は素晴らしい国です。しかし、日本が日本人を守るためにやってきた移民政策が完全に裏目にまわっている現状があると思っています。

日本人しかいない日本の学校。日本語しか話せない先生。このまま日本にいたら子どもにグローバルな教育を施すのは難しい。そう考えた我が家は、日本人の良さを持ちつつ、世界で戦える人材をどうやって育てるか?

そう考えて世界中を転々としながら、様々な学校を見てきました。キッズ留学はそんな私たちや、同じように海外で教育を受けてきた、または子どもにそうしてきたスタッフと共に、子どもたちをグローバルに育てたい、そんな方々をお手伝いいたします。

セブに教育移住をした理由

セブ移住スタート

以下はかなり前に書いた記事ですが、我が家の教育移住のきっかけでもあるし、自分たちの変わらない思いなので、記事として残しておきます。

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私がここセブに教育移住をした理由は2つ。

ママに安らぎと、子供に英語耳をプレゼントしたいと思ったからです。

第一子が生まれてしばらくの間、お恥ずかしながら私たちの家庭は円満ではありませんでした。でもセブでの生活を通じて関係を取り戻すことが出来ました。
また、自分が英語で苦労した体験を、子供にはさせたくない、そんな思いで教育移住をしました。

ちょっと生々しい話もありますが、良かったら以下ご一読下さい。

毎週のように、妻と喧嘩していた

「私は一日中見てたんだから、あなた夜ぐらい見てよ!」
「俺も出張から帰ってきてヘトヘトなんだよ。 疲れているのは俺も一緒だろ!」
「あなたは1人の時間があっていいけど、私は一日中子どもと一緒で大変なのよ!!」
「1人の時間って、通勤電車に乗っているのを1人の時間っていうのか?飲みたくもない仕事先の相手と飲むのを喜んでやっているとでも?」

毎週のように妻と喧嘩していた、私も3児の父。子育てがどれだけ大変か多少は分かるつもりです。

1日預かってみれば分かります。はい、分かりました。自分には到底マネ出来ません。

ただ、ただ、寝たかった

自分の中では役割分担。子育てはママが得意で、仕事はパパの役割、なんて説明を試みるが、そんなの妻には関係ない。役割とかロジックとかは関係ない。ただ、ただ、寝たい。妻をフィリピンに連れて行ったのはそんな頃でした。

留学の仕事でフィリピンのセブ島に長期間行く必要があったのです。こんな状態で妻をひとりにしたら発狂するな。ではいっそのこと連れていってしまおう。

シッターさんも安いっていうし、妻にも子どもにも英語を勉強する機会になる。そう思って連れて行きました。

ベビーシッターの質の高さと安さに驚いた

発展途上国への長期滞在、はじめは嫌がるかな?と思ったのですが、フィリピン留学もブームになっていたし、「セブ島」はリゾートのイメージもあってか、思ったよりも反応も良く、私たちの滞在は始まりました。

はじめ、とにかくビックリしたのが、シッターさんの質の高さ、そして安さ。子どもが多く、何世帯も一緒に住むフィリピンではどこの家庭にも子どもがたくさん。みんな子ども好きで、あやすのが本当にうまい。

どこにいっても子どもはスター扱いで、息子の取り合い。日本では連れて行きづらかったレストランも、セブでは全然OK。むしろ、店員に子どもと遊んでもらっている間に食事を楽しんでいました。

イライラしていた妻が、イキイキし始めた

子どもをシッターさんに預け、妻は1日3時間、英語の勉強。
放課後はマッサージやネイルを楽しむ。

子どもも2~3日は母親を欲しがったけれど、すぐに慣れた。預けている間は英語のシャワー。将来グローバルな子に育てたいので、これも嬉しい。

そうこうしているうちに日本ではいつもイライラしていた妻が、
イキイキし始めた。

二人の喧嘩はなくなった

英語は勉強できる。子どものためにもなる。日本ではストレス発散のためにしていた買い物もし放題。ネイル、まつエク、マッサージ。日本では出来なかった自分の時間を思い思いに過ごす。

1週間もしないうちに二人の喧嘩はなくなった。何より、子どもに喧嘩の声や顔じゃなく、常に笑顔で入れることが良かった。これは良い!直感的に思った。

世の疲れたママに、パパに伝えたい。確かに治安や衛生面、病院の面など不安が無いわけじゃない。まだまだ発展途上国のフィリピンのセブ。場所を間違うと危険で汚い。

安らぎ、ここセブ島にはあった

しかし、ものすごい発展している国でもあり、貧富の格差が激しい国でもある。つまり、しっかりと場所を選べば、全然気にならない。

病院も同じ。フィリピンの医療技術は日本には及ばないかもしれない。しかし、フィリピン的に最高級の設備と技術を備え、現地の人には、とても払えないような金額の病院も日本人からすれば安い。

明らかに日本のその辺の町医者よりは質の高い医療が受けられる。これも息子が病院に運ばれた経験で身を持って感じた。

安らぎ、ここセブ島にはあった。

僕は英語に苦労した


2017年4月。気が付いたら長男はもう2歳になっていた。
思っていた以上に英語を聞かせてあげられていないことに焦りを感じました。

僕は英語に苦労しました。

仕事で必要になりそうだったので、車の中で毎日英語をCDで聞いた。シャドーイングもしたけど、一時期は良くても続けていくのはなかなか難しかった。

オンライン英会話もただお金を払うだけで、いつでも出来ると思うといつもやらない。ちょっと頑張ってすることが習慣になっても、しばらく経つとまた元に戻る。それの繰り返しでした。

実際、自分もアメリカに留学してみるが、友達は日本人。仕事もしてみても相手はほぼ日本人。アメリカにいたのに。

ちょっと難しい英語はスタッフに任せる。なんてことをしていたら、いつの間にか渡米してから4年が経過したが、英語の伸びは期待とはかけ離れたものでした。
当時26歳でする海外挑戦、言葉の壁は厚かった。

英語をさせるなら12歳まで

子どもには出来るだけ小さいころから英語を聞かせたほうがいい。
何ならお腹にいることから英語のCDや映画を聞かせると、もっといいみたいだ。

言語力習得に関する研究は様々あるので、正解は分からない。
でも大人になってからでは遅いことは僕らが身をもって知っている事。

言語力習得には3歳までが重要説

日本語と英語の周波数は違っていて、3歳までしかこの言語の周波数を広げる能力がない、
そんな研究もいろいろな所で耳にする。大人になってからだと英語の周波数をつかむのは難しくなり、これがリスニング能力に影響する。

言語力習得には10歳までが重要説

また10歳までに英語環境を経験させておかないと、のちに英語(国語)でネイティブと同じ点数は取れないとの研究もある。

ネイティブと同じ英語の点数を取ることに意味を見出すのであれば、これも重要な統計データかもしれない。

全ての研究を組み合わせても英語教育は子どもが小さいうちから頑張るに越したことはない。これが僕と妻が生まれた時に話し合ったことでした。

でも、もういつの間にか息子は2歳。

今までこれが十分に出来たかと言うと、半分は英語環境のセブ島にいてさえも、もっともっと出来たんじゃないかと思ってしまう。分かっていても、実践するのはすごく難しい。
今も刻一刻と時計の針は動いている。

父さんの英語はむちゃくちゃだね


きっとうちの息子が大きくなる頃には今よりは学校教育も良くなって、英語に触れる機会が増える。

そのうち息子は自分よりもずっとうまくなって、いつかこう言われることでしょう。

「父さんの英語はむちゃくちゃだね」

悔しいけど、でもそれはきっと嬉しいこと。親としてはそれをいかに早くするかサポートをしてあげたいと思う。

だから僕は息子とセブ島に住んでいる。

今だから出来る。今しか出来ない。


日本では出来ないことがここでは出来る。

自分も行ったり来たり。毎回息子と別れる時、離れて過ごすのは少しつらい。でも、結果としてこの生活が家族をハッピーにし、自分にも余裕が出来る。
パパも笑顔でいられる。

今の日本で子どもを英語漬けにしようと思ったら、いくらかかるだろう?
ママに楽をさせてあげたくてシッターさんをつけたらいくらかかるだろう?

想像もしたくない。

でも、ここはセブ島。物価差のある今なら、ハワイの10分の1の費用でママもキッズも日本以上のグローバルな環境を用意してあげられる。
息子に、将来の選択肢が選べる環境をプレゼントしたい、そう思ったのです。

ほんの数カ月でも数週間でもママを癒し、ママも子どもも英語を学ぶ。
きっとそれが将来の家族のためになるから。

セブ島生活。誰もがやったことないこと。

でも、日本が世界に負けないほどの英語教育を実施できるようになるにはまだまだかかりそう。だから、きっと私たちがこんなプログラムをつくらなくても、セブ島で英語教育する人はきっと増えていく。それはそんなに先じゃない。これだけ時の流れが速くなった今、きっと10年後、いや5年後のことかもしれない。世界のどこで教育をするか?選択できる時代になっていくと思うのです。

でも、僕らにはそれを待っていられない。
だから僕は自分と、息子の人生を賭して、やってみている。

息子の、家族の未来を信じて。

2016年9月2日付 日本経済新聞に掲載されました

セブに留学する方が増え続けていますが、ママやお子様の留学はまだまだ知られていません。そんな中リスクを取ってでも自分たちを信じて行動した道が後押しされたようで単純に嬉しかったです。

このセブの留学・教育移住生活が、パパやママの、子どもの将来に役立つことを確信しています。

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投稿日:2024年4月16日 更新日:

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