マレーシア教育移住4つのデメリット

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【決断前に必読】マレーシアへの教育移住4つのデメリット

投稿日:2024年12月9日 更新日:

教育移住先として人気が高まっているマレーシア。温暖な気候、多様な文化、そして比較的安価なインターナショナルスクールが魅力と言われています。本当にメリット一杯です。

しかし!どんな選択にもメリットとデメリットがあるものです。

今回は、実際に海外教育をサポートしてきた私の経験を踏まえ、マレーシアへの教育移住を考える上でのデメリットについてお話します。結構、なま生しいです(^▽^)/

特に子どもの将来を真剣に考えるご家庭にとって重要な視点を4つにまとめました。

1. 英語の発音がマレーシア独特のもの

マレーシアの教育現場では英語が広く使われていますが、その発音は独特です。

アメリカでも、イギリスでもない、、、
いわゆる「マングリッシュ(Manglish)」と呼ばれるマレーシア特有の英語には、語尾に「lah」などをつけるクセや、文法的にシンプルに削られた表現が多いです。

たとえば、
- 「I’m going to school lah.」(学校に行くよ)
このような表現を子どもが日常的に聞き、真似することは十分考えられます。

私自身、アメリカで英語を学んだ時に「日本人特有のアクセント」に苦労しました。その経験から思うのは、小さい頃に正しい発音や表現に触れることの重要性です。

マレーシアで教育移住を考えるなら、現地での英語学習に加え、オンラインや家庭でのフォローを意識的に行うべきだと思います。

スタッフ:YOHEIの一言

特に学校選びが重要だったりします。生徒も教員もマレーシア人ばかりの学校よりも一定数のネイティブ講師がいる学校にしておくことがお勧めです!

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2. 日本の勉強についていくための努力が必要

マレーシアには日本人向けの補習校がありますが、正直言って十分とは言えません。特に中学・高校生になると、補習校だけで日本のカリキュラムをカバーするのは難しいと感じます。

私が中学生の頃、北京で現地校に通っていた時期がありました。その頃は父の仕事の関係で補習校に通いながら、夏休みには日本の塾の合宿にも参加していました。本当に、それぐらいしないと日本の教育に追いつくことは難しいと思っていた方が良いでしょう。

無論、この「ダブルスタンダード」を維持するのは、子どもにとって負担が大きいです。

親としても、子どもが日本の教育に戻りたいと思った時に備えて、どうサポートするかを明確にしておく必要があると思います。

スタッフ:YOHEIの一言

セブやマレーシアに移住してみて、初めて、日本の教育の質の高さに気が付きました。何かを獲得すれば何かを犠牲にするという事も頭に入れておきましょう。

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思ったほどコストメリットは低い

「マレーシアの教育は安い」とよく聞きますが、実際にはそうでもありません。というかピンキリです。

インターナショナルスクールの学費は、1年間で50万円から300万円程度が相場です。が、質を求めれば求めるほど価格は上がります。また、それに加え、制服代、課外活動費、送迎費などもかかります。

さらに、住宅コストも含めた生活費を考えると、期待したほどのコストメリットは感じられないかもしれません。

特に富裕層の方にとっては、「お得感」よりも「本当にその教育が価値あるものか」を考えることが重要です。

スタッフ:YOHEIの一言

そこでしか得られないものは何か?を意識すると良いと思います。例えば中国語。これはマレーシアならではですよね。

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4. 渋滞がひどく、移動時間が読めない

マレーシアの大都市、特にクアラルンプールでは渋滞が深刻です。

朝の通学時間や夕方の帰宅時間は道路が混み合い、たとえ学校が近くても移動に1時間以上かかることがあります。

私がマレーシアを訪れた際、時間通りに到着することの難しさに驚きました。特にKLCC付近に住む人はかなり注意と覚悟は必要です。

移動時間が長いと、子どもは疲れてしまいます。また、親もその時間をどう効率的に使うかを考えなければいけません。

「オンライン授業を取り入れる」「送迎サービスを工夫する」などの対策を計画しておくことをお勧めします。

最後に:教育移住は慎重な準備を

マレーシアへの教育移住には、確かに多くの可能性があります。

ただし、メリットだけでなくデメリットをしっかり理解し、家族で十分に話し合うことが大切です。

私自身、海外での生活を通じて多くの学びと経験を得ましたが、その分大変なこともありました。

大切なのは、親として子どもの未来をしっかりとサポートする覚悟を持つこと。あとは情報を徹底的に集めてから決断してください。

とは言え、メリットも莫大です!小さな頃に英語を学ぶことはこれからの社会で極めて重要。だからあえてのデメリットを書いてみました。

もし具体的な準備や情報が必要なら、私たちのような教育・留学の専門家に相談してみてください。

子どもたちの「未来を見据えた選択」を応援できれば幸いです!

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大塚 庸平

自分が英語に苦労した分、子供にはさせたくない。世界を見ずに、視野狭い人間にはなってもらいたくない。そう思い子供と一緒に教育移住、自分は日本と言ったり来たりしています。自分や家族の経験が皆様のためになればと思いキッズ留学を立ち上げました。>>Twitter(X)はこちら

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