今日はセブ島ITジュニアキャンプ16日目。卒業式の日です。
セブの地に降り立った日が、まるで昨日の出来事のように思えるくらいあっという間に過ぎた2週間半でした。
風のように過ぎ、いろんな成長があったITジュニアキャンプ
思い返してみると、風のように過ぎたITジュニアキャンプの2週間半は、いろんな成長や気づきのある時間でした。
初日、緊張しながらもゲームや工作を通して先生や仲間たちとの交流を深めたことが思い出されます。
自己紹介の際には緊張していた顔も、ウェルカムパーティの時には笑顔に変わっていました。
初対面の先生と、お互いに言語の壁がある中、短い時間であれだけ打ち解けることができるのかと感心したのを鮮明に覚えています。
セブで過ごした夏休みはITづくめでした
2日目からは午前中は4時間のIT授業に、午後は4時間の英語の授業。1日計8時間の授業が始まりました。
今回のITジュニアキャンプ参加者は全員IT初心者だということを感じさせない手さばきで、みんなスムーズにPCを操作していたことが印象的です。
所々つまずくこともありましたが、先生に質問をしながら頑張る姿は真剣そのもの。
子供ならではの柔軟な発想や独創性を活かして、各々のオリジナリティ溢れる素敵な作品がたくさんできました。
先生との会話を通して、実践的な英語力を培った英語の授業
英語の授業もたくさん学びのある有意義な時間でした。1つ授業を終えるたびに、知ってる単語や使える表現が増えていきましたね。
英語の授業で培った英語力をIT授業や家政婦さんとの会話の中で子供達が自慢げに活用していて驚いたことも昨日のことのよう!
子供たちの吸収力や適応力は本当にすごいです。
また、型にとらわれず生徒を楽しませてくれるフィリピン人先生のスタンスのおかげで、飽きることなく授業を受けることができました。
楽しいだけにとどまらず、様々な発見があった週末アクティビティ
週末にはたくさんのアクティビティを通してフィリピンの異文化に触れました。
英語やITの授業だけでなく、新たな気づきや成長を得られるアクティビティが用意されていたのも、ITジュニアキャンプでの時間が充実した理由の1つです。
最初の週末アクティビティである孤児院訪問では、親のいない同年代の子供達とゲームなどを通して交流しましたね。
日本で暮らす我々からすれば、孤児院に暮らす子供達は決していい暮らしをしているとは言えません。
にも関わらずITジュニアキャンプを笑顔で暖かく迎えてくれて、ITジュニアキャンプの子供達も何か感じることがあったのではないでしょうか。
ここでも子供達はお互いに初対面でしたが、あっという間に打ち解けていて楽しそうに遊んでいました。
シティツアーでは、セブの歴史と深いつながりのある観光名所を回ってフィリピンの文化と歴史を学びました。
宗教にまつわる場所や戦争にまつわる場所に行き、それぞれの場所で真剣に資料を読んでいた子供達の姿は忘れられません。
オスロブ観光ツアーでは、体長約12メートルのジンベイザメと一緒に泳いだり、ツマログ滝の自然を楽しみましたね。
異国情緒の雰囲気がある廃墟での写真撮影もしました。
世界的にも珍しいジンベイザメを間近でみる体験は、一生に一度あるかもわからないような貴重な体験です。
ジンベイザメの驚くほどの大きさに子供達は常時大興奮でした。
ショッピングではアジア最大級のショッピングモールであるSMシーサイドモールに行き、買い物を楽しみましたね。
各々の欲しいものや、日本にいる友達や家族へのお土産をたくさん買いました。
日本ではなかなか買えないようなものに心を躍らせながら、モール内をまわっていた子供達の姿を強く覚えています。
セブで過ごす楽しい時間ももうすぐ終わりです
いろんなことがあったITジュニアキャンプも、今日の卒業式が終わればあとは日本へ帰るだけ。最終日である今日も、しっかり授業を受けます。
2週間半の間にすっかり慣れた授業はあっという間に終わり、ついに卒業式の時間に。
ITと英語の勉強に励み、たくさんの人と交流し、セブでの生活を全力で楽しんだ子供達への表彰です。
表彰状をもらうと一気に卒業の実感がわき、嬉しさと同時に寂しさも込み上げます。
そんな複雑な思いを胸に、IT授業で作ったデザインやウェブサイト、動画などを資料にまとめて発表をします。
授業を通して培った英語力やITスキルを全てつぎ込んだ、今までの集大成とも言える発表です。
どれも素敵なものばかり!
セブ島ITジュニアキャンプ初日の日には全員がIT初心者だったのにも関わらず、2週間半の期間でここまでの技術を身につけたという事実には感動しかありません。
時にはわからないこともあり、つまずくこともありましたが、英語の授業で学んだことを活かしながら質問をして問題を解決していきました。
その過程の全てを、発表から感じ取ることができました。
作品の発表を終えたら、子供達から親への手紙が。
この留学経験は異文化への交流から価値観を広げ、英語力やITスキルを向上させるとてもいい経験になったと思います。
この経験ができたのは、他でもないご両親のおかげ。子供達もそれをよく理解しています。
そんな感謝の気持ちを込めた手紙を卒業式で発表しました。
卒業式のクライマックス。先生が作ってくれた思い出ムービーをみんなで見ます。
ムービーを鑑賞する中で、この2週間半の様々な出来事を改めて思い出す子供達。
本当にいろんなことがありましたね。
別れを惜しみながらも、みんなでパーティを楽しみました
卒業式の後は、たくさんのご馳走を机に並べてお別れパーティ。
音楽を流してみんなで踊ったり、思い出を振り返って雑談したりして楽しみました。
「まだ日本に帰りたくないー」という子供達の声がはっきりと耳に残っています。
生徒と先生、そしてスタッフが国境や年齢の壁を超えて笑い合う姿はとても感動的でした。
2週間半の留学生活でこれほどまでの強い絆と感動を生み出すことのできるITジュニアキャンプには何か特別なものを感じます。
最後に
このセブ島ITジュニアキャンプ。
たくさん笑って、たくさんはしゃいで、たくさん楽しんだ2週間半でした。
明るく気さくなフィリピンの人たちに触れて、たとえ文化や言語、境遇が異なっていても、心は通じ合えるということ。
私たちは世界中の人たちと心を通わせることが出来るということを感じてくれたと思います。
ITジュニアキャンプを通して学んだことや経験したことは必ず人生の財産になります。
近い将来、大きな壁にぶつかることもあるかもしれません。
たくさん悩むこともあるかもしれません。
そんな時はこのフィリピンでの生活を、セブでの経験を思い出してください。
この短い期間の中で触れ合った人たちはみんな見守っています。
そして、機会があればまたセブの地に足を運んでくれればと思います。
無事にプログラムを終了し、次のステップに進む卒業生を見送るのは嬉しい反面やっぱり寂しいですが、
この留学経験によって、子供たちが自分の人生を切り開いていくきっかけを作れたら本当に、この上なく嬉しいです。
2019年セブ島ITジュニアキャンプ参加者のみなさん、ご卒業おめでとうございます!